有田芳生議員がNW日本版記事に反論
ニューズウィーク日本版6月24日号の記事「「反ヘイト」という名のヘイト」が反響を呼んでいる。
「反ヘイト」という名のヘイト
ニューズウィーク日本版 2014/06/24日号(2014/6/17 発売)
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本記事は、「反ヘイト」団体の活動をトレースすると共に、差別撤廃の実現が困難な状況にあることを示している。
まず、一連のヘイト・反ヘイト団体の動きを順に追ってみる。
■在特会設立
2006年末、「在日韓国・朝鮮人が持つ特権を無くす」ことを目的として「在日特権を許さない市民の会(在特会)」が設立される。
在特会は、在日韓国・朝鮮人が優遇され様々な特権を持っていると主張し、その撤廃を求めデモや街宣活動を行った。こうした排外主義的で過激な活動により在特会への注目が集まる。だが同時に「ヘイトスピーチ」であるとの批判も高まった。
■レイシストをしばき隊設立
こうした在特会の活動に対抗すべく、2013年、「レイシストをしばき隊(しばき隊)」が設立される。
「街なかで一般市民や近隣店舗に嫌がらせしたり暴言を吐いたり暴行を働いたりするネット右翼を説教」し、「必要なあらゆる手段を使ってレイシズムを食い止め」ることを目的として野間易通が立ち上げた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/対レイシスト行動集団
しばき隊はその主な活動を、在特会などのヘイト団体による一般市民や近隣商店への暴行を止めさせることだとしている。しばき隊によれば、こうしたヘイト団体による暴力行為はしばしば起きているという。
一方、しばき隊はその行動に際して暴力を用いないことを明言している。
しばき隊という名前ですが、しばきたいだけです。実際にはあくまで非暴力でお願いします。したがって武器等の携行もご遠慮ください。
レイシストをしばき隊 隊員募集
だが記事は、しばき隊の分派である「男組」による暴力行為が起きていると指摘する。そしてそれに続き、しばき隊をはじめとする反ヘイト団体の行動を批判する論を展開する。
その過程で、反ヘイト団体の過激な行動を支持しているとして、有田芳生参議院議員の発言が取り上げられる。
ヘイトスピーチ規制の立法化を目指す有田芳生参議院議員(民主党)は彼らを「ぎりぎりまでやってくれる」と称賛する。「既存の運動や政党は合法主義のあまり、闘わなくなった。きれい事と口先だけの人権派ばかりだ」
ニューズウィーク日本版 2014/06/24日号
これに対し、有田議員はtwitterで反論する。
明日発表の「ニューズウィーク」日本版がヘイトスピーチの記事を掲載すると今朝、書きました。読みました。久びさのだまし討ち記事で、呆れています。まだ外にいるので、帰宅して紹介します。ザイトク界隈の別働隊「本誌記者 」深田政彦氏には、徹底して反論していきます。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2014, 6月 16
(1)帰宅。CDをサザンの「ピースとハイライト」に代え、戦闘ソングとして聞いている。明日発売の「ニューズウィーク日本版」で深田政彦「本誌記者」が書いた記事にこれから毎日徹底して反論する。内容から取材方法まで明らかにしていく。記事のタイトルは〈「反差別」という差別が暴走する〉だ。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2014, 6月 16
有田議員はこれ以降、本記事への批判を展開する。詳細については有田議員のtwitterでの発言を参照されたい。
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