「お前生理なの」「痴漢されて喜んでいるんだろ」議会に蔓延するセクハラ野次
注目を集めている東京都議会でのセクハラ野次問題。自民党の鈴木章浩議員は問題となった野次を行ったことを認め、みんなの党の塩村文夏議員に対して謝罪しました。
今回、鈴木議員が認めたのは「早く結婚した方がいいんじゃないか」という野次で、それ以外については誰が行ったものであるか、まだ分かっていません。
この問題について女性自身7月8日号は、これまでにあった女性議員に対するセクハラ野次を取り上げ、議会に女性蔑視の風潮が根強いことを明らかにしています。
「放射能あびろ!」私が許せなかった議会セクハラ野次 女性都議たち実名告発!
女性自身 2014/07/08日号(2014/6/24 発売)
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そこに挙げられている野次の数々は、目を覆うばかりの酷いものです。「お前、生理なの?」「痴漢されて、喜んでいるんだろ!?」など、発言の良し悪しを論ずることすら憚られます。
さて、スポーツの世界には「ブー」と声を上げる事で非難や不満を表現する「ブーイング」という行為があります。野次と似ていますが、ブーイングは言葉を用いません。スポーツでブーイングが問題となることはまずありませんが、一方で人種差別発言などはたびたび問題となっています。
サッカーJリーグ浦和レッズのサポーターによる、「JAPANESE ONLY」という横断幕が人種差別的であると問題視され、チームに対し無観客試合という制裁が加えられたことは記憶に新しいです。
スポーツでの人種差別と同様、議会での女性蔑視も許されるものではありません。
鈴木議員はこの問題の責任を取り、所属会派の都議会自民党を離脱しましたが、議員としての活動は続ける意向を表明しています。
鈴木議員の謝罪と会派離脱を以って幕を引いてしまっては、日本の政界から差別的な風潮を無くすことはできないでしょう。
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