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佐川男子、女性には不人気?

「佐川男子」なる言葉がある。

佐川急便の若手男性ドライバーを指す言葉だ。2012年には飛鳥新社から公式ファンブックが出版され、同年のユーキャン新語・流行語大賞にもノミネートされた。「おうちに来てくれる身近な王子さま」として女性を中心に注目を集めているという。

現在でも単行本、DVD、カレンダーと関連商品が多数生まれ、「佐川男子」は1大コンテンツとなっている。

週刊ダイヤモンド7月5日号では、「佐川男子、クロネコ男子が悲鳴! 物流ビジネス大異変」として、物流の現状に警鐘を鳴らす特集を組んでいる。

佐川男子、クロネコ男子が悲鳴! 物流ビジネス大異変

週刊ダイヤモンド 2014/07/05日号(2014/6/30 発売)
【画像を見る】

「佐川男子」と持てはやされている佐川急便だが、記事によれば決して好意的な意見ばかりではないようだ。むしろ、批判的な声が非常に多いのだという。

週刊ダイヤモンドは調査サイト「うるる」で、主婦を対象に宅配業者についてアンケート調査を行った。

その結果、「好きな宅配業者」ではヤマト運輸が、佐川急便、日本郵便を引き離して圧勝。一方、佐川急便は、「態度が悪い」「時間通りに届かない」で1位になるという不名誉な結果となっている。

先に紹介した公式ファンブック「佐川男子」についても、Amazonのカスタマーレビューでは
・荷物を着服や紛失で3回ほど無くされている。
・近所にこんなイケメンは佐川にいない。労働条件はきつく、辞める人もいるそうです。
・本なんか出す前に荷物の配達をちゃんとしてほしいもんです。
・大手業者の中では一番荷物の取り扱いが雑
などと、厳しい意見が多く見られる。

記事は「佐川の戦略は、今後は個人よりも企業間の物流に注力していくように見える」とし、「個人向けのサービス品質改善にどれほどの力が割けるのか、見ものである」と、締められている。

本記事は、「佐川男子」という幻想が独り歩きし、実態が追い付いていないことを明らかにした。

とはいえ、宅配業者への印象は担当ドライバーによって大きく変わるものだ。「佐川男子」たることを期待するのではなく、「佐川男子」として接してもらえるような応対を、こちらも心掛けたいものだ。



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